解法ガイド / ALS-XY-Wing
極難
ALS-XY-Wing
ALS-XY-Wing は、3つの ALS を2つの RCC でつなぐテクニックです。短いチェーンに見えますが、各ノードは1候補ではなく、ほぼロックされた集合全体です。
先に結論を覚えましょう。両端の ALS に共通する候補 Z は、少なくとも一方の ALS に必ず現れます。そのため、両端にある Z の全位置を見る外部の Z は削除できます。
1. ALS と RCC
ALS(Almost Locked Set)は、互いに見える N 個のセルに、ちょうど N+1 種類の候補がある集合です。1種類の数字が集合全体から除外されると、N セル N 数字となってロックされ、残りの各数字が集合内に必ず現れます。
重ならない2つの ALS が候補 X を共有し、一方の X の全位置が他方の X の全位置を見ているとき、X は RCC です。X は両方の ALS で同時に成立できません。一方が X を使えば、もう一方は X を失ってロックされます。
2. ALS-XY-Wing の形
互いに重ならない ALS A・B・C を使います。
- RCC X が A-B を結ぶ。
- X とは異なる RCC Y が B-C を結ぶ。
- 両端の A と C が候補 Z を共有する。
- A と C にある Z の全位置を見る外部候補 Z がある。
B が中央の ALS、A と C が両翼です。翼は1セルとは限らず、複数セルの ALS でも構いません。
ゲームでは厳密な形だけを扱います。A-B と B-C の RCC はそれぞれ1本だけで、A-C に3本目の RCC はありません。3つすべてが1個の二値セルなら、より分かりやすい通常の XY-Wing として表示します。

最初は各色のグループが N セル N+1 数字であることだけを確認します。次に接続を探します。両端は Z を共有し、中央のグループは X と Y で両端につながります。

3. Z が A または C に必ずある理由
Z が A にあれば、結論はすでに成立しています。A に Z がない場合、ロックが A→B→C と伝わります。
- A は Z を失ってロックされるため、X が A に現れる。
- RCC X により、B では X が使えない。
- B は X を失ってロックされるため、Y が B に現れる。
- RCC Y により、C では Y が使えない。
- C は Y を失ってロックされるため、Z が C に現れる。
したがって常に、Z は ALS A または ALS C に少なくとも1回現れます。

4. 候補の削除
Z が A と C のどちらに入るかは未確定です。削除対象は、A の Z 全位置と C の Z 全位置をすべて見ており、3つの ALS の外側になければなりません。その Z はどちらの場合でも衝突するため削除できます。
一方の ALS に Z の位置が複数ある場合、その一部だけを見ることでは不十分です。

5. 似たテクニックとの違い
- XY-Wing: 3つの二値セル。ALS-XY-Wing は少なくとも1ノードを ALS に拡張します。
- ALS-XZ: 2つの ALS と1つの RCC で直接保証を作ります。
- ALS チェーン/ループ: ALS を増やすと一般のチェーンになり、A-C にも RCC があればループになります。
6. ヒントの読み方
- 青・黄・緑のセルが ALS A・B・C です。
- 青い候補が RCC X と RCC Y です。
- 緑の候補が A と C にある Z の全位置です。
- A→B→C のロック伝達を追います。
- 赤い Z は緑の Z をすべて見るため削除します。
色のグループ、青い RCC、緑の Z 位置、最後に赤い削除という4回に分けて読みましょう。最初は Z → X → Y → Z だけを追うと理解しやすくなります。